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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 乞田川(1)源流域   

日時 2016.8.6(土)
天気 晴


それにしても、暑いですね~。
歩くとすれば朝か夕方、それも木陰に限ります。
散歩がてら乞田川を散策することにしました。

まずは、源流域の中澤谷戸と唐木田谷戸から、
谷戸は削られて面影はありませんが、地図など
見ながら歩いてみました。


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乞田川の風景① 左が唐木田川、右が暗渠の中沢川です/合流地(鶴牧1丁目)


乞田川(1)源流域_d0183387_21543875.jpg乞田川(こったがわ)
多摩市を流れる一級河川、多摩川水系の支流である。延長6.3km、水源多摩市唐木田。地理)多摩市鶴巻付近に源を発する。800mほど北流したのち暗渠の中沢川を合わせて東北東に向きを変え、多摩市諏訪・連光寺付近で北北東にまた向きを変え、連光寺付近で大栗川に合流する。中流域と上流域は都道158号小山乞田線に、下流は鎌倉街道(都道18号府中町田線)に沿って流れている。本来は中沢川との合流地点より下流を乞田川と呼び、それより上流を唐木田川と呼んだ。唐木田川中沢川が合流する地点が「落合」(旧大字落合)の由来である。「一級河川乞田川」そのものは多摩市鶴牧地区からであるが、それより上流もある。唐木田の尾根の雑木林のなかに源流があるというが、鶴牧西公園(多摩市鶴牧)あたりから上流は暗渠になっているので詳細を見ることはできない。Wikipedia


・・・中沢川

中沢
多摩市西部に位置する。地域内は南西部が府中CCとなっており、その他は多摩ニュータウン第11住区の一部となっている。府中CCに隣接し花菖蒲の景勝地である中沢池公園がある。東は鶴巻、西は八王子市別所、南は唐木田、北は山王下と接している。Wikipedia

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谷戸の風景① 宅地化されてますが畑に用水が流れます/中沢谷戸

小字-中沢谷戸(なかざわやと)
落合の地名、通称。中沢の中心をなす谷戸の事で、人家は少ない場所だったという。現在は中沢公園として整備され、谷戸の雰囲気が残されている。唐木田川とこの谷戸から流れる現在多くが暗渠化された中沢川が出会うところから先が乞田川と呼ばれる。(「谷戸めぐり」さんの解説より)


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中沢川は暗渠化されてますが、水源のひとつです/中沢池

中沢池
落合旧記より、寛文年間(西暦1665年)時の領主・土屋但馬守が江口加右門を奉行にして落合の領民が之を築くとあります。風土記には『横25五間(約45m) 竪43間(約76m)の堤あり 長さ25間(約45m)の伏樋をもって水田にそゝげり』とあります。昭和9年地元有志9名により大改修工事が行われ、現況の池となっています。(多摩市)

乞田川(1)源流域_d0183387_22455891.png中沢池公園つりば

この池で釣りをする場合は次のことを守ってください。
・決められた場所以外は絶対に釣りをしないでください。
・ルアーやけばり及びリールを使用しての釣りは禁止します。
・たくさんの鳥や動物がけがをしております。いらなくなった釣り針や釣り糸はそのままにしないで必ず釣り具処理箱に捨ててください。
・池に魚を放す人がいますが、魚を食べてしまうブラックバスは絶対に放さないでください。
以上の事を守って、場所など譲り合って楽しく釣りをしましょう。(多摩市)


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中沢公園・芝生広場

中沢池公園

1992年(平成4年)に開設された公園で6000本の花菖蒲が植えられている。菖蒲園は元は個人所有であったが移設された。花菖蒲は唐木田駅前の広場のタイルにも使われている。中沢池は1665年(寛文5年)、土屋但馬守によって作られた。Wikipedia)

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菖蒲池                水車小屋

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中沢池公園案内図

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ニュータウン通り松が谷高校入口の左角に鎮座します/落合中沢明神社(中沢1


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メインの唐木田通りです/二反野公園前(都道158号小山乞田線)

小字-唐木田谷戸(からきだやと)
落合の地名、通称。中沢から別れ唐木田の奥へ繋がるこの辺りの中心をなす谷戸のこと。唐木田川が流れていることから総称的にこう呼ばれる。(「谷戸めぐり」さんの解説より)


都道158号小山乞田線
町田市小山町から八王子市を経て多摩市乞田に至る一般都道である。道路の通称は区間により「多摩ニュータウン通り」「唐木田通り」「尾根幹線道路」の呼称がそれぞれある。Wikipedia


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中組秋葉神社拝殿/中沢2


乞田川(1)源流域_d0183387_00220711.jpg稲荷神社
古より二反田の森に鎮座、中通りの社なり





乞田川(1)源流域_d0183387_00231762.jpg地蔵堂
地蔵尊(左)は宝永6年(170910月建立









・・・唐木田川


鶴巻
旧南多摩郡多摩村南西部、純農村大字落合の丘陵地に位置していた小字楢原中組付近に南北へ延びる谷戸が二筋あった。これら谷戸筋に囲まれた広大な山林が多摩ニュータウンの第11住区として旧住都公団の手で開発され、新生鶴牧が誕生した。現在、幹線道路の通う旧中沢・楢原・中組・長坂谷戸周辺が土地区画整理事業区域となり、この街で広い面積を占める丘陵部高台に位置する新住宅市街地開発事業区域(新住区域)とは開発手法が異なっている。新住区域の街開きは1982年で、ニュータウンの当初計画見直し後に誕生した街区であるため空間構成に新機軸が導入され、オープンスペース、住宅街とも従前に比べゆとりのある独創的なストックが形成されている。Wikipedia

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唐沢川の風景① 合流地から鶴牧西公園までは開渠になってます/中組公園前


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唐沢川の風景② 鶴牧西公園入口から暗渠になります/古民家入口


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丘の風景① 入ヶ谷ていうそうですが、いい谷戸ですね/鶴牧西公園

小字-入ヶ谷(いりがや)
落合の地名、字名。現在の鶴牧西公園付近。ナカノ谷戸との呼称もあるようだ。旧家の川井家とそのシダレ桜が有名な地であり、公園化された今でも谷戸の雰囲気が残る。(「谷戸めぐり」さんの解説より)


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唐沢川の風景③ 公園内は人工の流れですが、湧水が道に滲むそうです/入谷戸

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そのまま真直ぐに           鶴のモニュメントがあります


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鶴牧西公園案内図 

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モニュメントとのある二差路角にお地蔵さんがあります

長坂橋地蔵尊の由来

この地蔵尊は江戸時代の元禄13年霜月に建立す。八王子往還の昔より長坂橋の川向うにありて橋や道行く人々の無事を見守り霊験あらたかなりし所以に身代り地蔵と代々伝え来り現在に至る。都市開発に伴い、清水の流れ橋の姿は失うも慈悲の笠地蔵尊昔の所に在り 合掌(案内板)

乞田川(1)源流域_d0183387_11323122.jpg地蔵菩薩像/多摩市鶴牧二丁目
江戸中期/1700  石造物、日待塔、安山岩、舟光背型浮刻立像 総高90cm,像高55cm,塔高76cm,蓮坐12cm×35cm×25cm,台石15cm×37cm×39cm 多摩市指定指定有形民俗文化財 
地蔵を守るように柘植の木が笠のように覆って地蔵と一体となっていることから、通称「長坂橋の笠地蔵」と呼ばれている。特に、多摩市内では原位置に所在する石仏として貴重な存在である。(文遺産オライン)



乞田川(1)源流域_d0183387_11514388.png地蔵菩薩像

本地蔵尊は元禄13年(1700)に建立され、かつては長坂橋の川向うにありました。多摩ニュータウン開発で一時、地蔵尊と柘植の木が仮移転したものの300年以上経過した現在、原位置にかつての姿のまま鎮座しています。「移動しなかった石仏」として市では稀少な有形文化財です。また地蔵を守るように柘植の木が笠のように被って一体となっていることから通称「長坂橋の笠地蔵」と呼ばれています。長年「長坂橋の笠地蔵を守る会」の方々を中心として保存されてきて、地域では子育て地蔵、身代わり地蔵とも言われています。今では長坂川や橋もなくなり周囲の景観は大きく変わりましたが、地域の歴史や文化を語る貴重な資料です。(多摩市・長坂橋と笠地蔵・峰岸松三著「続くらしぶり絵図」より転載/説明板)




・・・唐木田


多摩市の南部に位置する、同市最西端の町である。当地域は1991年(平成3年)に入居が開始された多摩ニュータウン第11住区の西部で構成された多摩市内でも新しい街である。地名の由来は乞田川の支流の一つである唐木田川より。
Wikipedia

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唐沢川の風景④ 地図などみるとこの谷戸の奥が源流だったようです/唐木田中央

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唐木田駅入口             唐木田神社付近


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唐木田神社鳥居

乞田川(1)源流域_d0183387_15040621.jpg唐木田稲荷神社  
かつての唐木田は山並みに囲まれた静かな農村で、細長い谷戸20数戸の家が点在していた。山間いから湧出る水小川となって東流し、僅かな平地は水田として、緩やかな山は頂に至るまで耕されていて、四季折々の風情をかもし出していた。昭和40年多摩ニュータウン事業が決定され、住宅地とその周辺は区画整理により開発されることとなる。昭和58年工事のため鶴牧6丁目の仮住宅に集団移転をし、5年の歳月を掛け山を削り、谷を埋めて造成され谷戸は178米の埋土となり地形は一変した。旧記に唐木田稲荷は谷戸中の氏神なりとある。その稲荷神社も造成工事の完了に伴い平成元年10月に再建された。ここに、当地の繁栄を祈念し、併せて開発の波に埋没された先祖の供養を念じ、この碑を建立する。平成2年月吉日(碑文)


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唐木田駅前

小字-橋戸(はしど)
落合の地名、通称。現在の唐木田駅入り口付近。川に架かる橋があったものと思われる。(「谷戸めぐり」さんの解説より)


乞田川(1)源流域_d0183387_15500197.jpg唐木田地区の歴史/駅前案内板

唐木田地区は原始時代から人々の生活の舞台でした。棚原地区には旧石器時代、縄文時代、奈良時代の人々が生活していた遺跡が発見されています。また古い物語を残す棚原をはじめ影取池、三王塚、島崎屋敷など鎌倉武士や戦国時代の名残を残す伝承に囲まれた歴史の土地です。この地区は旧落合村に属していましたが明治22年の町村制の施行により82飛び地が合併して多摩村になりました。昭和40年多摩ニュータウン事業の区域に入り、新住宅街開発事業及び土地区画整理事業により大規模な計画的まちつくりが進められ、山間の純農村からここ唐木田駅も平成2327日開業され、新しい「まち」へと大きく変遷しています。


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上落合村絵図/案内板

地名の言伝え

長坂橋と地蔵尊
唐木田川と長坂の谷戸から流れる川との合流するところで、川向の岸部にすげの笠をかぶった子育て地蔵がたっていて通行人の安全を見守っていた。

志や宮(ぐい)の森
長坂橋の北方に位置し、人々はオシャモジ様といい。オシャモジ講があって、杓もじを神に供える風習があった。大樫の木の森があったためこの付近を森下と呼んだ。

大松台(おおまつ)
現在の鶴巻中学校付近は旧落合村の最南端に位置し、最も高いところであった。奈のとおり男松の大樹がそびえていたが、昭和8年に枯れてしまった。(樹齢560余年)大正天皇御大典記念の塚があり、見晴らしのよい周囲は運動場となっていた。

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丘の風景② 小田急の車庫辺りはかつてお伊勢の森だった所です/よこやまのみち

棚原のお伊勢の森
地元では「棚っ原」といっている。お伊勢の森があって毎月1日と15日には燈明が灯され付近の人々に親しまれていた。また昔より「棚っ原の主」といわれる大蛇がすんでいて人々に異変をしらせたと語り伝えられていた。歴史的に見ても島崎屋敷鎮守稲荷の森馬場跡棚原明神社、小山田一族の棚原城があったと伝えられている。(案内板)

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唐木田駅周辺地図 明治39年(今昔マップ/埼玉大学教育学部・谷謙二氏を参照)


よこやまのみち(唐木田周辺)の関連記事はこちらへ(http://teione.exblog.jp/19440234/


・・・

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多摩市ジオラマ(昭和37年)/パルテノン多摩歴史ミュージアム
(青:乞田川 青丸:起終点 赤:鎌倉街道 黄:府中CC・東京国際・桜ヶ丘CC 橙:聖蹟桜ヶ丘駅を着色)


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多摩市ジオラマ(平成11年)/パルテノン多摩歴史ミュージアム
(青:乞田川 青丸:起終点 赤:旧鎌倉街道 橙:現鎌倉街道 黄:府中CC・東京国際・桜ヶ丘CC 橙角:唐木田・多摩センター・永山・聖蹟桜ヶ丘駅等を着色)


by Twalking | 2016-08-10 11:54 | リバーサイドウオーク(新規)

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