多摩の古道01 鎌倉古道
(1)妙櫻寺(駐車場)から布田道・関屋切通しを通り小野路宿へ

わが国初の武家政権である鎌倉幕府が開かれた鎌倉と、各地の武士(御家人)たちの拠点を結んだ道が「鎌倉街道(関東の主要七道)」でした。その中で、武蔵国府(府中)近くを通る上ノ道は上野国(群馬県)から続き、武蔵国を南北に走る最重要路でありました。この近くに見える山道は貝取団地の尾根へとつながり、地中や地表に残された道の跡などから、本来の鎌倉古道本路跡ではないかと考えられます。(案内版)

よこやまのみち方向/妙櫻寺奥の谷戸


妙櫻寺の駐車場脇から小野路宿へ 別所方面に下る

中央の尾根を下ってきました/布田道(ふだみち)合流地


布田道の別所は左へ 切通しを経て小野路は右へ

小野路宿
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(2)鎌倉裏街道
一本杉公園裏から小野路宿へ

ここに残る杉並木の存在から、崖上に残る古道跡=通称「鎌倉裏街道」が確認されました。 この道は多摩市一ノ宮にあった渡河点(多摩川の渡し場)から愛宕団地の愛宕の切通し、 豊ヶ丘北公園を通って小野路の宿に続く中世の鎌倉街道の一つで、 関戸にあった関所を通る煩わしさを避けた道とも考えられます。 江戸時代には日野往還や小野路道ともいわれ、後に新撰組となる土方歳三や沖田総司らが 小野路での出稽古に日野宿方面から通った道でもありました。(案内版)

掘割の道


東出入り口先が入口 雑木林を下る

この先から生活道になる(左手民家あり)


右手に地蔵祠 切通しからの合流地
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(3)妙櫻寺墓地から布田道・別所へ

畑の中を行く


上側が小野路宿への古道 生活道路を下る

布田道に合流


左手の尾根が小野路への古道 集落を抜けると鎌倉街道・別所バス停

薄茶 :鎌倉裏街道
青 :軍事戦略鎌倉道
緑 :鎌倉街道早ノ道
赤車線:現鎌倉街道の谷
赤 :よこやまの道
(よこやまの道案内版)

by Twalking | 2013-08-12 21:29 | たまのさんぽ道(新規)