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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 番外 ぶらり遠州三山01 油山寺   

日時 2014.5.18(日)
天気 晴れ


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油山寺山門(国指定重要文化財)
屋根瓦と漆喰のコントラストが美しい。油山寺に保管されている棟札に「掛川城御玄関前大手二之門」とあります。太い柱や一枚板の扉も豪壮で、江戸時代の城門の姿をよく残しています。(静岡県・袋井市教育委員会)



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宝生殿
本坊正面の仏殿です。本尊は智証大師御作と伝えられる不動明王であり、その東西に高祖弘法大師をはじめ山内に安置するところの諸天善神の御本地をおまつりし、十方信徒の祈祷、大護摩供秘法修法の道場、あるいは御法話、阿字観(座禅)等の宗教儀式に用いられ、外陣の格天井には日本画の名匠中村華厓先生の傑作「四季花鳥」がおさめられております。(油山寺HP)
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薬師本堂                      薬師本堂境内
油山寺本堂内厨子(国指定重要文化財)
本堂の中に入ると奥に内陣があり、その中央に本尊の薬師如来坐像を安置した厨子があります。寺の伝えによれば今川義元の供養のために寄進されたと言われています。室町時代末期の製作と考えられます。(静岡県・袋井市教育委員会)


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油山寺三重塔
長命寺(滋賀県)と宝積寺(京都府)の三重塔とともに桃山時代の三名塔のひとつに数えられています。屋根の反りやその下の組物が美しく、全体のバランスもよく整っています。(静岡県・袋井市教育委員会)


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資料ファイル
遠州三山
静岡県袋井市にある3つの寺院のこと。旧遠江国(遠州)の三古刹を意味する。
法多山尊永寺(真言宗)、萬松山可睡斎 (曹洞宗)、医王山油山寺(真言宗)の三寺。

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遠州三山 自分巡礼の旅 案内図(袋井市観光協会)


油山寺(ゆさんじ)
静岡県袋井市村松にある真言宗智山派の寺院。山号は医王山、詳しくは医王山薬王院油山寺と称する。本尊は薬師如来。紅葉の名所として知られる。寺伝によれば大宝元年(201)に行基が創建し、油が湧出した所から「油山寺」の名が付いたという。その後天平勝宝元年(749) 孝謙天皇が眼病平癒を願い、当寺の「るりの滝」の水で眼を洗浄したところ全快したので勅願寺に定めたとされる。以来、特に目の守護、眼病平癒の寺として信仰を集める。また、一山の守護神軍善坊大権現は足腰の神として古来より東海道を往来する旅人の信仰を集める。元亀3年(1572年)兵火により焼失。天正2年(1574年)から三重塔の再建が開始されるが、工事には長い年月を要し屋上の相輪を上げたのは40年近く後の慶長16年(1611年)であった。(Wikipedia)


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御霊杉(みたますぎ)
弘法大師所縁の霊木であり、天然記念物に指定されております。伝説には、お大師様が油山寺にご掛錫のみぎり貧しき村民の幼子が病で命を落とさんとしているのを、法力を持って助け、その両親がお礼に夫が松、妻が杉でいちぜんの箸を作り、お大師様の食膳にささげられたそうです。その松と杉でできた箸を、お大師様は旅立ちに際し人の真心の尊さを説くものとしてこの地に挿したところ、不思議と箸より芽が出て幹が松、枝葉が杉の霊木となったということです。(油山寺HP)


番外 ぶらり遠州三山01 油山寺_d0183387_18085513.jpg礼拝門
三方原開拓の祖、気賀林大人宅の元正門で大人の徳をたたえ、子孫である気賀祥太郎氏のご寄進と十方信者の協力により当山に移築、修理されたものであります。棟上の双龍と十六大菩薩は陶芸家大橋貞華先生の傑作であります。(油山寺HP)



番外 ぶらり遠州三山01 油山寺_d0183387_18090760.jpg方丈
遠州浅羽の代官、仁科宇兵衛が宝歴14年(1764年)に建築した建物であり、静岡県指定文化財に指定されています。当山に寄進されてより御信徒の休憩、法話の会場として使用されております。(油山寺HP)



番外 ぶらり遠州三山01 油山寺_d0183387_21023640.jpgるりの滝
千古の昔、孝謙天皇眼病の砌、油山寺の薬師如来に祈願をかけられ滝の水を加持祈祷し、その霊水にて洗眼され、眼病全快された所以の滝であります。薬師如来にちなんでるりの滝と呼ばれ、祠には、波切不動明王がおまつりされております。(油山寺HP)



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油山寺三重塔
塔は釈尊の舎利を奉安しこれに帰依供養するもので、梵語スッーパ(卒塔婆)に起源し更に塔そのものを密教本地仏である大日如来を観ずるものであり、仏教徒にとって第一の功徳と説かれている。この塔にも仏舎利が安置されて、なお初層の径弥壇には伝・弘法大師御作の大日如来像がお祀りされております。生きとし生ける衆生の悩み、人生の苦悶に先明を与え清く力強い指針と温愛の慈しみをもって導くものが仏の教えである。無上最勝の正法ここにありと人類和順の教法を説かんが為、高く法憧をかかげて高層建築され、遠く印度より中国、朝鮮をへて我国に渡来し、古代より広く万民に親しまれ尊信され今日に至った。本塔は建久元年源頼朝公の寄進されたものであるが、慶長16年当国城主・久野丹波完成入道によって再建され、以来再三の修理を経て昭和44年1月に解体復元を完成した。初層と二層が和様式で三層を扇垂木とし隅木に至るまで唐様式と繰型の一部を天竺様式の手法を採用して変化を求め、二重の升三個を三ヵ所に配置するなど細かい苦心のあとが覗われる。日本最古建築で世界に誇りうるものとして第一に層塔建築があげられる。この塔は桃山期における三名塔と称賛され、当地方では層塔古建築が少ないうえ、建立時代も明らかであること、文化史上至って貴重なものであり静岡県最古の塔である。(説明板)

by Twalking | 2014-05-20 21:15 | 東海道(新規)

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