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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 大山街道(2)三軒茶屋~二子玉川04 桜新町R   

日時 2015.12.10(木)
天気 曇り

用賀宿へのルートは二つありますので、
今回はもうひとつの桜新町ルートを行ってみました。
ここもよく通った道なので、のんびりと、
味わいながら歩きました。

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246号(玉川通り)三軒茶屋交差点

大山街道・新ルート(三軒茶屋~駒沢~桜新町~用賀)
三軒茶屋から左の道を行くと、今も左側に旧道が一部残っております。この道は緩い上り坂をあがった所で本道に戻り、大山街道は環状七号線を越えて西に。駒沢の先から瀬田交差点に向かって一直線の新道が昭和30年代に開通していますが、大山街道は右に蛇行して桜新町を過ぎ、用賀の坂を下った所で上町から来た旧道と合流します。ここにあった道標は「右 江戸道、左 世田谷・四谷道」となっていました。(みどころマップ・川崎国道)


・・・中里通り


世田谷区内に残る貴重な大山道の一つ。道沿いに伊勢丸稲荷神社や貞享3(1686)の庚申塔、正保2(1645)の地蔵尊がひっそりと立っている。(みどころマップ・川崎国道)

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中町通り

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三軒茶屋先を左折           環7手前で玉川通りに合流


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伊勢丸稲荷神社/三軒茶1丁目()

大山街道(2)三軒茶屋~二子玉川04 桜新町R_d0183387_14403148.jpg謂れの石碑
徳川幕府の始頃より上馬貮百拾八番地赤松群生の地に稲荷の小祠ありき 廣尾祥雲寺の所有地故祥雲寺山稲荷と○○し中馬引澤村民持にて天下泰平五穀豊穣子孫長久を信仰功徳の標幟とす 中馬引澤は即ち今三軒茶屋部落也 當社の起源は他の村民持稲荷と同様戦国末頃より家祖を祀れる内官が部落持に推移せる也 當社側に庚申碑あり正徳四千年と刻す 明治拾貮年此社地を処分し本伊勢の森天祖社域に移転す 當時の中馬は参拾貮戸の寒村也 天祖社は上馬分にて喬杉老松椎樫等の壮麗なる密林なりき 明治四拾貮年天祖社が駒留八幡社に併合せらるゝや其の内殿を當社に付○して伊勢丸稲荷と改称し其の跡地に鎮座也しが大正○(三?)年五拾五番地に借地移転し○に大正拾五年茶屋下橋町に遷築す 神木榧力石庚申碑其他天祖引継の宝物亦之に伴って移転せり 今茲(ここに)當社の由来を略記して社域に供遺す(駒澤町長 東原府曾議員 鈴木堅太郎款識 駒澤町上馬五拾七番地 小野金造奉納)

大山街道(2)三軒茶屋~二子玉川04 桜新町R_d0183387_14403605.jpg大山道道標 


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蛇崩川緑道

この蛇崩川緑道(茶屋下橋~薄橋は公園等の管理制度に基づき、地域の皆さんにより清掃活動などの管理活動が行われています。公園等の管理協定制度とは、維持管理活動に意欲のある地域の団体が世田谷区と協定を結び、区と役割分担をしながら公園等の維持管理活動を行っていく制度です。利用する皆さんも公園利用マナーを守り、楽しく快適に利用できる公園の環境づくりにご協力をお願いします。(世田谷区)


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庚申塔
                地蔵堂(合流手前左)

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三軒茶屋付近地図(赤:大山道・新町R 紫:上町R 橙:246 青:蛇崩緑道)


・・・上馬

旧・荏原郡馬引沢村の省略による。一般には源頼朝が遠征に向かう途中この地を訪れ、土砂崩れに遭った際、「以後ここを渡る際は、馬を曳いて渡れ」と命じたのが由来とされるが、さらに古い地名とも考えられている。(Wikipedia


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上馬交差点/環状7号線


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駒沢大学前              新町1交差点右折


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八幡山宗円寺(曹洞宗)/
上馬3丁目(左)
開基は心覚宗円大庵主北条左近太郎入道成願で、文保元年(13171023日寂した。当時は若宮八幡宮の別当寺であった。本尊は釈迦如来坐像、創建当時は小さな草庵であったが、寛永10年(1633)喜山正存和尚が中興した。境内に木像の「しょうづかの婆様」の小堂がある。江戸時代初期の頃からまつられたもので、疫病よけに霊験あらたかであるといわれている。(世田谷区教育委員会)

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本堂                 小堂


・・・駒沢

この地名は1889年(明治22年)に町村制施行に伴い荏原郡上馬引沢村、下馬引沢村、野沢村、弦巻村、世田ヶ谷新町、深沢村の6村が合併し駒沢村となった際に馬(=駒)と野沢・深沢の沢を合わせて名付けられた合成地名である。Wikipedia


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せたがや百景・駒沢オリンピック公園
/駒澤公園1丁目
東京オリンピックの第二会場として整備され、オリンピック終了後は都の総合運動場となっている。緑に囲まれた公園で、中央広場には、五重塔を幾重にも重ねたような記念塔がそびえ、その周りに屋内体育館、陸上競技場がある。多くのスポーツ施設が整い、緑に包まれた休養地や児童遊園もある。家族そろって楽しめる憩いの場だ。(せたがや百景)


・・・新町

世田ヶ谷村の飛地であった世田ヶ谷村新町が、万治年間(1658年~1660)分村して世田ヶ谷新町村になった。明治22年の町村制の施行により、他の5村とともに新設の駒沢村に編入され、大字世田ヶ谷新町となった。大正14年、駒沢村が町制を施行し駒沢町となったとき大字新町となり、昭和7年の世田谷区成立時に新町13丁目に区画された。(世田谷区)


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せたがや百景・駒沢緑泉公園
/駒沢3丁目
人工芝と噴水と緑の公園、樹林園には落葉樹、常緑樹、潅木などが植えられた丘や川がつづく。素足の子ども達が小川の流れに入って遊び、幼い子は人工芝の上をのびのびとかけまわる。都市生活に欠かせないものとして公園空間はある。(せたがや百景)

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善養院
/新町2丁目()
世田谷区新町にある寺院。曹洞宗に属し豪徳寺の末寺として元和2年(1616年)に創建されたと伝えられる。(開基:大場豊前守義陸 開山:豪徳寺第2世門解蘆関)江戸時代と明治時代の計2回火事で全焼したが、明治8年(1884年)に再建された。本堂及び庫裏は、平成20年(2008年)に世田谷区登録有形文化財に登録された。善養院は大山街道の南に位置する。江戸時代後期の文政11年(1828年)に成立した地誌『新編武蔵風土記稿』巻之四十八、荏原郡之条では、「本堂七間に五間なり、(中略)薬師堂本堂の向にあり」と記述し、所在地については「世田ケ谷村枝郷新町村」とし、傍らに稲荷社の小祠があるとしている。

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山門(平成2年)をくぐると本堂再建供養塔や萬霊塔が目に入る。これらの塔の奥には30体以上の地蔵菩薩像が祀られている。それぞれの地蔵像は制作された年代や姿が異なっていて、古いものは天和(1681 - 1683年)、元禄(1688 - 1704年)、享保(1716 -1735年)、宝暦(1751 - 1763年)、安永(1772 - 1780年)、寛政(1789 - 1800年)などの年号が読み取れる。地蔵像の脇には、イチョウの大木と釈迦堂が存在する。本堂正面には山号の「家岳山」を書した扁額が掲げられている。本堂脇には、大きな壺が置かれている。この壺は、江戸時代に使われていた「壺棺」であるという。善養院の本堂と庫裏は、新興住宅地に残る数少ない第2次世界大戦前の寺院建築として貴重な作例であり、平成20年(2008年)、世田谷区登録有形文化財に登録されている。境内墓地には、『お富さん』『別れの一本杉』などのヒット曲で知られる歌手の春日八郎の墓がある
。(Wikipedia


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伊富久富稲荷神社(新町)
祭神宇迦能御魂神。「新編武蔵風土記稿」によれば「稲荷社除地凡三畝許村内ノ鎮守ナリ、本社一間四方、拝殿ハ九尺ニ二間、勧請ノ年歴詳ナラズ、往還ノ南傍二華表アリ、ソレヨリ二町程ヲ隔テ遥ムカヒニ本社タテリ、祭礼九月十四日ナリ、昔ハ廿七日二興行セシト云、稲荷社除地一畝歩余、村ノ北寄ニアリ、本社ワヅカニ二尺五寸ホド上屋五尺二六尺。稲荷社除地小祠ナリ、善養院ノ傍ニアリ」と記載されている。すなわち上記の稲荷が久富稲荷、次が伊富稲荷の名称である。3番目の小祠稲荷は現在はない。多分合祀されたものと思われる。当時の新町村の戸数僅か50戸ほどに過ぎないが、本稲荷を村の鎮守として崇敬した。昭和6年には氏子の協力を得て久富稲荷神社の社殿を改築して現在に至っている。(せたがや社寺と史跡)

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ふくろうの由来
昭和の中頃、当神社の境内にあった古木にふくろうが住み着いていました。夜になると暗い境内にふくろうの鳴き声が聞こえ、姿を確認することはなかなかできませんでしいた。参拝の際にふくろうの姿を聞くと「願いが叶った」という噂からふくろうのお社をお作りになりました。(案内板)

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新町付近地図(赤:大山道・新町R 橙:246)



・・・桜新町

大正2年に東京信託株式会社が関東で初めての郊外開発計画として「新町分譲地」を造成した。この道路の両側にソメイヨシノの並木をつくっていて有名になり、玉川電車の停留所もはじめは、「新町」としていたが、後に「桜新町」と改称されたことなどに由来する。(世田谷区)


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桜新町駅付近


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サザエさんの街

昭和期、当地域に漫画『サザエさん』の原作者・長谷川町子が居住していた。国道246号に程近いセブンイレブンは以前は「三河屋」という酒店で、漫画に登場する「三河屋さん」のモデルであった。また、桜新町一丁目の長谷川町子美術館では、『サザエさん』の原画が常設展示されているほか、長谷川姉妹所蔵の美術収蔵品展示が行われている。桜新町駅と当美術館を結ぶ商店街通りが「サザエさん通り」と名づけられ、公共スペースのあちこちにサザエさんのイラストが施されるなど「サザエさんの町」として親しまれている。Wikipedia

桜新町周辺の関連記事はこちらへ(http://teione.exblog.jp/20582975/


大山街道(2)三軒茶屋~二子玉川04 桜新町R_d0183387_22384443.jpg庚申塔(右)









・・・用賀

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この坂を下ると上町ルートと合流します  

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坂上の二差路を右折/用賀2丁目     坂下の合流地左折、用賀駅へ



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用賀神社/玉川用賀町1丁目
祭神は天照大御神で、誉田別命・足仲彦命・息長足姫命・市杵島命・菅原道真・倉稲魂命・大山祇命を合祀してる。この神社はもと天組神社といわれ、その創立・由緒などは不詳である。合祀社である宇佐神社は天正年間(1573-1591)鶴岡八幡宮よりその御分霊を勧請奉斎したといい伝えられている。宇佐神社は明治51127日村社に指定、明治41811日現在の地にあった天祖神社と宇佐神社・北野神社・巌島神社・稲荷神社・山際神社(何れも無格社)を合肥し、明治41117日地名をとり用賀神社と改めた。(せたがや社寺と史跡)

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旧道風景/用賀商店会(用賀駅手前)

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大山街道(駒沢)周辺地図 明治39年(今昔マップ/埼玉大学教育学部・谷謙二氏を参照)


by Twalking | 2015-12-12 17:58 | 大山街道(新規)

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